ねぇ!見て!あれ!なに?!あれ! 助手席に座る彼女が右斜め前を指さして言った。そこにはいつもより暗い夜があった。その夜のThe Nightの一部分だけを切り抜いたみたいに白があった。長方形だった。白い長方形がThe Nightに浮いていた。 なんだあれ⁉︎と思…
お昼に蕎麦屋へ行った。あっさりしたものが食べたかった。 その蕎麦屋は自分の住んでいる家から歩いて二分くらいの場所にあって、この四年間、二ヶ月に一回くらいそこで蕎麦を食べている。 店に入ると四人がけのテーブルに三人の女性が座って談笑していた。…
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